生成系AI 特設ページ
1.生成系AIに関する取組み方針
生成系AIについては、ChatGPTがリリースされ、まだバージョンアップが繰り返されている状況です。このような状況の一方では、そのインパクトから、様々な業務、組織、企業等において、利用方法の検討やテスト・実験が重ねられています。
国内における、これまでのデジタル・IT・AI等を振り返ると、新技術や新施策のリリースの都度、大きなニュースとなり、数多くの実証実験が行われてきていますが、効果のある社会実装には結びつかず、所謂デジタル30年の遅れを招いています。
タケロボでは、現在取り組んでいるAIロボット、AIシステムに加え、生成系AIについても、効果的な活用ができる、製品・サービスを提供し、利用される方々の満足向上に努めて参ります。
2.生成系AI関連製品・サービス
ChatGPTの実用性を向上させる2つの製品
ChatGPTを実用する上で課題として指摘されているのが、誤答をすることや意図に反する回答をすることです。この課題を解消し、ChatGPTの魅力を引き出すための製品を2つ用意しました。
例えば、特定のA社にChatGPTを導入する場合を想定します。1つ目の対応製品は、つぎとなります。ChatGPTの誤答対策やA社固有の回答実施策として、A社都合のデータを学習させたA社オリジナルのAIチャットボットを用意し、ChatGPTに優先し、A社オリジナルAIチャットボットが対応し、A社オリジナルで回答する必要のないものは、ChatGPTに引き継がれ、ChatGPTが回答を行うものです。(オリジナルAIチャットとChatGPTの連携システム)
2つ目の製品は、ChatGPTの優れた文章生成力を活かし、弱点である情報検索・収集を補うものです。最近では、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)と言われる仕組みです。情報検索・収集が得意なAIサーチを活用し、まず、AIサーチで適切な情報・データを集め、その情報・データをもとに、ChatGPTが回答文章を生成することで、質問に対する適切な回答を提供するものです。(AIサーチとChatGPTの融合システム)
それぞれのシステムについて、紹介ページを用意していますので、ご参照下さい。
3.ChatGPTを活用した機能・サービス
ChatGPTは、利用シーンや利用用途によって、高い効果を発揮します。タケロボが案内用や情報提供用として、各種施設等に設置したAIロボットやAIインフォメーションに、つぎのようなサービスを搭載することも可能です。
<役所に設置の場合>
来庁者からの様々な質問や問合せに対し、回答、案内を実施。
御宿町役場のChatGPT連携型AIインフォメーション
<ショッピングセンターやスーパーに設置の場合>
様々な要望(秋の遠足のお弁当、サバを使った料理、糖質オフのメニュー等)に応じた、レシピの紹介。
<観光施設や旅行ツアー店舗を有する施設に設置の場合>
様々な旅行の要望(東京から日帰りできる温泉旅行、春休みに東欧に行く、20日前後のクルーズ旅行等)に応じた、旅行プランの紹介。
<文書評価システムの提供>
例えば、大学等では、教授、学生、関係者により、論文、レポート等の膨大な数・量の文書が作成されます。膨大な文書を全て精読することは困難であり、膨大な文書を自動的に評価、分類等を行うことで、精読対象とする文書を抽出、選定したりすることができます。文書を自動的に評価、分類できることで、今後、更に便利な使い方も検討できることが期待されます。
文書評価AIシステムの紹介ページ
4.事例紹介
・千葉県御宿町役場に設置のAIインフォメーションシステムにChatGPT連携機能を搭載させています。(2024.3)
・大阪成蹊大学データサイエンス学部の授業、研究用プロダクトにChatGPTを搭載させています。(2023.4)
5.ニュースリリース
・千葉県御宿町役場に設置のAIインフォメーションシステムにChatGPT連携機能を追加搭載 ~案内や質疑応答内容の拡充を実現~(2024.3)
・従来のITでは困難な文書評価を生成AIを用いて 大阪成蹊大学データサイエンス学部と開発(2023.12)
・AIサーチとChatGPTの融合機能を提供開始 誤回答を回避したQA対応を実現 ~AI情報検索とAI文章生成の融合~(2023.6)
・ChatGPTとオリジナルAIの連携機能を提供開始 ChatGPTとオリジナルAIのハイブリッド提供が可能(2023.5)
・高性能・高機能なオリジナルAIシステムが 短期間で構築できるAIプラットフォームを製品化(2023.5)
6.専門家
開発部 マネージャー 増田 勝也
東京大学博士(情報理工学)